利用者の声

「南房総市空き家バンク」を利用して成約した方の声を掲載しています

No1 地元の方から勧められました(賃貸物件・入居者)

 トライアルステイがきっかけで出会った地元の方の勧めで、空き家バンクの利用者登録をしました。
 自然豊かな環境で子育てしたくて東京から移住してきました。子育てをしていく中で、近所の方との繋がりはとても大切だと感じています。
 空き家バンクを利用することで、地域の方々との繋がりが生まれて、地元に馴染んでいくきっかけになっています。まさに、夢見ていた生活を楽しんでいます!


No2 家の改修に補助金を利用しました(賃貸物件・所有者)

 空き家の活用方法に悩んでいたところ、空き家バンク制度を知りました。一番不安だった改修工事の費用も補助金を活用することで解消することができ、愛着のある建物を放置せずに済みました。市が運営する制度なので安心して利用できることを知ってほしいです。
 入居していただいたご家族は、南房総の豊かな自然や地域をとても気に入ってくださっています。大切な家を通して新しい出会いや交流が生まれ、地方の活力の源になることを願います。


No3 空き家とセットで農地を購入できました(売買物件・購入者)

 空き家バンクホームページを毎日チェックしていたところ、興味のある物件が掲載されたため、市にすぐに電話し、担当の不動産会社に繋いでもらいました。不動産会社の方が丁寧に対応してくださり、大変スムーズに契約および所有権移転ができました。
 空き家バンクを利用したい方は、毎日空き家バンクの物件を見てください。もちろんその前に利用者登録が必要ですが。興味がある物件はすぐに電話してください。


No4 相続した空き家と農地を整理できました(売買物件・所有者)

 空き家を相続しましたが、持ち家があり、仕事もあるので実家に戻れませんでした。売却を検討しましたが、市が関与する空き家バンクを知って、信用できると思いました。
 農業に意欲のある方が、農家であった実家を気に入り、売買が成立しました。上手に利用していただけると思いました。
 何の障害もなく売却が決まり、満足しています。これからも空き家に住む人が増えて、ふるさとが活性化することを願います!


No5 空き家バンク会員が交渉してくれるので安心です!(売買物件・購入者)

 大学生の頃から三芳地区で子供たちと田んぼづくりをしており、就職後も援農に通っていたところ、移住者の集まる拠点で狩猟講座を受けたことで、増え続けている獣害被害とその対策、ジビエや革製品の活用に興味が高まり、週末は南房総で過ごす生活をしていました。空き家は味わいがあって好きでしたし、自分でも農業をしたくなりました。
 手頃な価格の物件と出会えたことや移住者の先達がいて頼れたこと、南房総市の空き家バンクでは農地付き物件も契約できること、仲介の不動産会社が所有者と交渉してくれるので安心できました。他市では自分でやらないといけない農地の手続きも不動産会社が行ってくれたので大変助かりました。


No6 様々な方からの“ご縁”で、田舎暮らしを満喫しています!(賃貸物件・入居者)

 都会で会社員をしていましたが、40歳を機に田舎暮らしをしたいと思い、どういう生活がしたいのかを考えた結果、農家になる事を決めました。
 千葉県北部で農業研修を受けている間に、南房総の若手就農グループと知り合い、南房総での生活のイメージが具体的になりました。
 先に移住した方からのお勧めで空き家バンク利用者登録をし、初めて見学した物件は、住居に加え、土間、ビニールハウス、畑などが付いている農業を始めるには大変理想的な物件で、即決しました。お風呂やキッチンのリフォームが済んでいたことも嬉しかったです。
 現在は、葉菜、根菜、果菜他、多くの野菜を無農薬で栽培し、道の駅やマルシェ、SNS等で販売しています。お客様の喜んで頂ける声が一番の活力となっています。また、地域の方々からいろんな情報や支援を頂き、とても助かっています。


No7 魅力ある空き家を目指して(賃貸物件・所有者)

 突然、空き家を相続しました。それまで相続することを考えていなかったため、どうしてよいかわからない状況でした。そんな中、空き家バンクのリーフレットを見て、相談しました。自分には別に持ち家があったため、空き家に住むことはできませんでしたが、元々自分が育った家であり、手放したくはないという思いがありました。また、空き家のある地域には仲間がいること、地元とのつながりは保ちたいという思いから、賃貸物件として物件登録を行いました。
 登録にあたり、大変だったことは、家財道具等の片付けでした。農家でしたので、農機具の処分もありました。リサイクル業者にも頼りながら、荷物を処分しました。
 また、空き家に魅力がないと入居希望者が来ないと思い、庭に果樹などを植えました。このことにより、入居者が決まるまで、自分が空き家に通うきっかけとなり、空き家の管理を続けることができました。
 空き家を利用する方には、地域に新しい風を吹き込んでいただきたいと願っています。


No8 空き家を必要な人につなげて、ほっとしています。(売買物件・所有者)

 実家が空き家となり、数年間管理を続けてきましたが、だんだんと維持管理をしていくのが大変になってきました。ただ、家を取り壊すのではなく、空き家を誰かに活用してもらいたい、住んでもらいたいという思いは強くありました。
 まず、空き家バンクに登録するためには、家財道具などを処分しなければいけませんでした。家族の思い出の品々を処分するのは心苦しかったです。処分は業者さんに依頼するとけっこうな費用が掛かりますので、家族で協力し清掃センターへ運ぶなどしてコツコツ片づけました。
 空き家バンクには、はじめ賃貸の物件として登録しましたが、なかなか問合せがありませんでした。このまま待っていても家が傷むばかりだから、早く売却したいという思いになり、売買の物件に変更しました。実家を売るという形になり、寂しい思いもありますが、住んでもらえる人が見つかり、解体しなくてすんだことにほっとしています。


No9 豊かな自然と「黄金時代」を満喫、今の暮らしはプライスレス!(賃貸物件・入居者)

 南房総への移住のきっかけは、趣味の釣りから始まり、かれこれ15年白浜や館山の海に週末になると通っていました。ただ、魚釣りは朝が早くて、まだ夜明け前の暗い時間に海に出て、朝7時にはその日の釣果がわかってしまうもので、都心から往復200qの距離を移動してもお昼前には次の用事ができたという、アクセスの良さもここならではの魅力です。次にサーフィンを10年やり、最初は海のある暮らしを楽しんでいました。週末ごとに通ってきていましたから、土地勘もついて、地元の知り合いや、同じように都心と南房総の二拠点生活をする仲間とも知り合いました。

 今から6年前の2017年11月に東京・八重洲で開催された南房総市の移住セミナーに参加したところ、ちょうど地域住民として参加していた人も知り合いだったりして、親しみが持てましたし、その際に案内された物件が今の住居です。古民家で山の暮らしですが、車で5分も移動すれば海に行けるので、即決しました。まさに「ここにおいで」と誘われているように感じた出会いであり、高いレベルでマッチングした瞬間でした。今振り返ってみてもタイミングはとても重要です。逆に海辺の暮らしは塩害を受けることが意外と知られていなかったりします。移住先の候補は他にも長野県の白馬なども考えていましたが、やはり、冬の寒さ、冷え込みが段違いで、南房総は雪もめったに降らないし、よく晴れたときの陽だまりの暖かさは別格です。

 都心で35年間仕事中心の生活をしてきており、人生100年時代を俯瞰したときに、自分の人生を4つのフェーズに分けて考えました。第1フェーズは社会人になるまでの学生時代、第2フェーズは主に社会人になってがむしゃらに仕事を覚え働いてきた30代から40代、そして第3フェーズは55歳から75歳までの健康な暮らしを楽しめる「黄金時代」、第4フェーズは75歳以降の老年期。しかも第3フェーズをいかに充実させるかによって、この第4フェーズのあり方は大きく左右されてしまうのです。定年の60歳になってから移住しようとしても、いろいろ整理し、自分の暮らしたい生活の実現のために仲間や足場づくりなどで、すぐ5年が経ってしまいます。それならば、55歳を区切りに仕事中心の生活とは別の暮らしにシフトした方が得られるものが多くあると感じたところです。

 実際に移住してみて、この地域の特性を満喫しないともったいないと感じています。裏山から古道に入り、愛犬と共にトレイルランを毎日楽しんでいます。山は豊かな恵みを季節ごとに与えてくれます。この時期はふきのとうやタラの芽などが芽吹いています。地域の方々が長年手入れしてきたことで維持された棚田の風景や夜は静かでフクロウが鳴いていたり、夏にはカワセミが川辺にいたり、地元の人は温和で優しい。そのような自然に囲まれた生活はストレスフリーで、時間的、精神的なゆとりを感じています。まさに肩の荷を下ろした感じです。ぐっすりと眠れるし、朝の目覚めもすごく気持ちいいです。早寝早起きで健康的な生活ができています。都心での生活は、何でもお金がかかるものですが、ここでの生活は「プライスレス」!健康第一、安全第一の暮らしができています。

 コロナ禍を経て、SDGsの世界的な潮流を鑑みても、自分たちの若い頃とは時代が変わってきているように感じています。環境がすごく大事で、この南房総は豊かな自然が魅力です。お金がすべての資本主義社会、都心での暮らしを送ってきましたから、南房総の自然の豊かさや実りはとても魅力的でしたので、生活を変えるには住む場所を変えるしかないと決心しました。一歩前に踏み出す勇気が大事で、なるようになる、楽しんだ者勝ちですよと、迷っている人には背中を押してあげたいです。

 入居するまで3か月待ちましたが、古民家が魅力的とはいえ、主にキッチン、浴室、洗面所、水洗トイレ設置といった水回りの改修工事を所有者にしてもらったことで、快適な暮らしを送れています。納屋があったことも物置として活用できるスペースがあるのが嬉しいです。
 また、持ち家を購入するとなると、資産である反面、負債となってしまう側面もあると考え、現在の賃貸物件で満足しています。

 空き家バンクの物件というのも行政が窓口であるという安心感があります。悪い物件や不動産トラブルなどを回避できるという担保、イメージはとても大きいです。仲介も登録された業者が丁寧に対応してくれています。
 南房総での暮らしで不便に感じることについて、お店や物量が都心と比べて圧倒的に少ないことをどう捉えるのか、それは生活を圧迫するほどの物ではないし、ネット社会であるので工夫できる時代です。むしろ、自然災害やごみの不法投棄といった環境対策に関心を持つようになりました。


No10 活用できるうちに物件登録することをお勧めします(賃貸物件・所有者)

 両親が2人で住んでいたバリアフリーの家です。建物はまだしっかりとしているので誰かに住んでもらいたい、活用して欲しくて空き家バンクに物件登録しました。入居者との契約には空き家バンク会員の仲介業者が取り持ってくれました。
 自分たちは別のところに住んでいますので、もともと、この物件は人に貸すつもりでした。南房総市空き家バンクに登録することで、空き家バンクのサイトに掲載されて入居希望者も見つかりましたし、さらに、南房総市の空き家バンク物件のリフォーム補助金を活用することでリフォーム代を一部負担してくれるということに魅力を感じました。
 南房総市内に住んでいないので、空き家バンクを介して仲介業者やリフォーム工事を担当してくれる建設業者も紹介してくれたので、大変助かりました。このようにして、空き家にならずに本当に良かったです。借りてくれた方がこの物件や南房総市を気に入って、末永く住んでくれるように願っております。


No11 住み替えで空き家となりましたが、すぐに入居者が決まりました!(賃貸物件・所有者)

 12年間住み、3人の子どもが誕生し、子育てしやすい環境にあった家。夫の実家に引っ越すことにしたけれど、手放すことに悩み、一方で、人が住んでいないと家は傷んでいくと聞き、住んでくれる人に貸したいと思いました。市が介入してくれることで安心できたので空き家バンクで登録しました。
 高速道路へのアクセスの良さや子ども園が近いこともあり、子育て世帯には住みやすい物件です。建築年数も浅く、今回、しっかりとリフォームを行うことも告知していたので、1か月程度で入居者から賃貸契約のお申込み希望をいただくことができたのは幸いでした。
 大規模なリフォームが必要でしたが、市から補助していただいて助かりました。自分で不動産屋さんを訪ねるのは勇気が要りますが、市の職員が入ってくれるので、不安はなかったです。富浦に住みたい御家族が借りてくださり、安堵しました。富浦と実家と2つの地域で草刈りなどの近所付き合いが必要でしたが、富浦の付き合いを終わらせることができて、心身的な負担が軽くなり助かりました。ありがとうございました。


No12 空き家の再生は地域の救世主!(賃貸物件・所有者)

 長年空き家のままでしたが、数年前から近隣の方々に期間限定の仮住まいとして利用してもらっていたこともあり、まだまだ「家」としての機能が残っていることを認識していました。その活用方法を考えていた時に南房総市の「空き家バンク」を知り、物件登録しました。

 登録して1〜2か月後、仲介不動産会社からの紹介者に内覧してもらったところ、すぐに気に入ってもらいましたが、快適に暮らす為にはかなりの改修が必要な事がわかりました。リフォーム工事の金額についての不安はあったものの、実際の改修費や市からのリフォーム工事補助金も仲介の不動産会社を通じてすぐに確認できたので、躊躇することなく契約に進むことができました。

 近い将来、処分することも考えていたこの家が有効に活用できただけではなく、新たな人の流れが生まれ、地域の活性化も図ることができたと思っています。
 長年の空き家がリフォーム工事をすることで再生できたこと、そこで生活してくれる人が見つかり、防犯面でもご近所の方々に喜ばれたこの「空き家バンク」は素晴らしい制度だと思います。

 とても良い借主さんに巡り合えたこと、そして改修工事も仲介の不動産会社に直接依頼でき、賃貸借契約や契約更新の手続きの際も貴重なアドバイス、適切な対応をしてもらえたので、この制度を利用してとても良かったと思っています。
 「空き家バンク」による空き家の再生は、空き家の増加と過疎化が進む地域の救世主です!


No13 人と人がつながる空き家の再生〜ゲストハウスをやりたくて移住しました!(賃貸物件・入居者)

 自然豊かな環境で空き家を再生しながら、ゲストハウスをやりたくて移住してきました。南房総市にはこれまでにもたくさんの人が二地域居住や移住していますので、移住者を受け入れてくれる風土があると感じています。地域の方々も親切ですし、私もいつまでもお客さんではなくて地域の一員として認めてもらえるよう、地域の草刈りやごみ拾いといった行事にはよく参加しています。

 驚かれるかもしれませんが、移住するまでの期間はたった2か月でした。空き家バンクを利用することに不安はなくて、市の移住担当の地域おこし協力隊の方が親切に案内してくれましたので、不動産会社の物件を自力で直接巡ることもなく助かりました。今思うとそれらを個人で調整していたら大変だったと思います。そういったコーディネーターの存在は大きかったです。もともと旅館だったというこの物件もちょうど空き家バンクに登録された頃ということもあって、いいタイミングに出会うことができました。大家さんも親切な方で、ゲストハウスをすることにもご理解をいただいておりますし、物件自体も定期的に風通しをするなどして適切に管理していただいておりましたので良い状態で入居することができました。

 南房総での暮らしの魅力は、人と人とのふれあいやつながりにあります。自然の中で、手と足を使って一緒に体験することで仲間の輪が広がっています。全体的にオープンな感覚の方が多くて、空き家の再生や田んぼづくりなど、いろんな人とつながりながら楽しんでいます。
 ゲストハウスという場所が拠点となっていろんな人をつなげてくれています。多様な生き方が実現できるゲストハウスや宿泊業をやりたいという移住希望者は増えてきていますので、私のように、もともと旅館だったような物件はゲストハウスとして再生することも選択肢にしてみてはいかがでしょうか?空き家を抱えて悩んでいる所有者さんがいらしたら、ぜひ、空き家バンクに登録してみてはいかがでしょうか?空き家が再生するきっかけになると思います。

 空き家が大好きですので、建物をきれいにしながら再生していくことが楽しみです。これからも出会いを大切にしながら、移住者や地元の人たちの拠点として、地域の良さを知ってもらえるようなイベントに関わっていきたいと思っています。


No14 空き家のままにしておかないで、思い切って空き家バンクに登録しましょう!(賃貸物件・所有者)

 岩井が好きで、時間があれば行きたいと思っています。ただ、今はすぐに行くことができず、そのまま家だけが残っているのが気がかりでした。そんな時に空き家バンクの制度を知り、物件登録しました。

 その後、仲介の不動産業者から空き家を探している方がいると連絡があり、現地で入居希望の方と会いました。
 空き家バンクの登録から1年以上経ちましたが、住んでくれる方が見つかり、とてもありがたいと思いました。また、入居希望の方が希望している条件とも合っていたので話を進めることにしました。

 物件登録の際に、図面などがなくて大変でしたが、その後のリフォーム工事の書類などはあまり難しいこともなくスムーズに提出することができました。
 空き家が今の居住地より離れていますが、リフォーム工事にあたっての現地での打合せ連絡など、親身になって市の職員の方や不動産業の方、建築業の方が関わってくださり、助かりました。
 空き家バンクは思い切って登録すべきだと思います。